急速な高度情報化により、職場および家庭において、情報機器であるパソコンはなくてはならないものになりました。そして、このパソコンが心身に与える影響が社会問題にもなってきています。
コンピュータ機器による障害は、1984年(昭和59年)アメリカの心理学者クレイグ・ブロードが、サンフランシスコ郊外のシリコンバレーで「テクノストレス症候群」として命名したのが始まりです。
テクノストレス(Technocracies)は大きく分けて、テクノ不安症、テクノ依存症、VDT症候群の3つに分類されます。
パソコンになかなか適応できないで無理に使いこなそうとしているうちに、肩こりやめまい、動悸、息切れなどの肉体的異常や、憂鬱などの精神的異常を呈してくるものです。
パソコンに適応しすぎてパソコンなしでは不安を感じたり、人との付き合いができなくなったりして起こる症状で、女性よりも男性に多く見られる傾向があります。最近の状況を見ると、インターネット(チャットやネットゲーム)にのめりこんで、睡眠不足や部屋に閉じこもって対人関係を嫌ったりなど、実生活に支障をきたしてきます。
この症候群は、パソコンの画面を見て操作する人に現れる健康障害で、主に視覚系、筋骨格系、精神神経系に徴候があらわれます。障害を大別すると、精神的不調(36%)と肉体的不調(77%)があります。精神的影響として、頭痛、睡眠障害、無気力、全身疲労感などの不定愁訴が見られ、肉体的影響としては、首・肩こり・腕・手・指の痛み、しびれなどがあります。
テクノストレスの対策として、次のような方法があります。 ・テクノ不安症 (1)パソコン以外の能力にも目を向け、自信を持って積極的にトライする。 (2)得意な人に指導してもらうなど、積極的に行動する。 (3)パソコンを使用しないときは、出来るだけ身体を休めるなどの休憩を取る。 ・テクノ依存症 (1)出来るだけ人との交流を取るよう努める。 (2)思いやりや優しさの重要さを再認識する。 (3)睡眠や軽い全身運動などをしたり、休憩を取る。 ・VDT症候群 (1)連続して40〜50分作業したら15分ぐらい休む。 (2)作業は出来るだけ1日に4時間以内とする。 (3)机や椅子の高さや大きさを作業内容や作業者の体型に合わせて調整する。 (4)表示画面のコントラストが低下しないようにする。 (5)ドライアイの可能性がある場合は、エアコンの空気が直接目に当たらないようにする。
以上のような方法を用いてパソコンを使用すれば、かなり改善、および予防が出来ます。また、人とのつながりを多く持ってパソコンに向かってください。
Dr.中島が考案した腰椎体操、骨盤体操、胸張り体操がこれらの症状には効果的です。ぜひトライしてください。 詳細や当センターでの治療についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。
お悩みをお持ちの方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
返答 ご質問いただきありがとうございます。 現代に多いテクノストレス症候群ですね。この症候群は心身ともに影響を受けるもので、特に情報を入力する必要がある場合に筋骨格系に負担がかかります。 まず考えられるのは、体の正中線(後頭部の中心点・両肩部の中心点・骨盤の中心点を通る垂直線)が崩れて、構造的バランスが取れなくなり神経系やホルモン系の異常を起こしているようです。身体の構造的異常が見られると、ほとんどと言って筋肉の凝りや張りを持ってきます。 長時間椅子に腰掛けてのパソコン作業のため、脊椎の両側に付く脊椎起立筋群(13の筋肉が連合してつくる筋)の筋収縮が起こって前かがみの状態での違和感が出ているのではないかと思います。 もちろんこのままの状態が続くと筋肉の酸欠やグリコーゲンの不足から、筋肉痛が起こって血行を悪くして神経に刺激が強く出てきます。そして慢性化を呈していく可能性が大です。 あぐらをかいたりするのは、脊椎(背骨)が曲がっている証拠ですし、側湾状を呈しています。 まず体の構造的バランスを図るため、骨盤の不安定(歪み)を調整して脊柱に付着している硬膜の緊張を取って、内臓機能を高めてやります。それによって内臓の器官と関係する脊椎の両側に付く筋肉群(脊柱起立筋)の収縮が弛緩して、背部を支配する広背筋(内臓を保護する筋)と首に付く僧帽筋(頭部への血液供給を助ける筋)の境界線に表れている筋結節(いわゆる肩こり)を除去してやり、それによって頭部からの血液循環が盛んになったり、脊椎神経の働きが活発になって現在出ている症状が消失していきます。この方法を施せば十分治る可能性があります。 以上、ご質問に対する返答とさせていただきます。
中島カイロプラクティックセンター 院長 Dr.中島 旻保
返答 ご質問いただきありがとうございます。 PCのやりすぎから、おそらくテクノストレス症候群になったのだと思います。この症候になると、頭痛はもちろんのこと、頭重感、不眠症、肩凝り、肩・腕痛、背部痛などの症状が表れてきます。特に、筋肉を使いすぎるとグリコーゲンが欠乏し、酸欠や血流が不足して乳酸が溜まり、神経が過敏になり、凝ってきたり眠れなくなったりします。 スキーは大変に腰に負担のかかるスポーツです。ましてインストラクターでいらしたとなればその負担の大きさはかなりのものでしょう。骨盤とその上の腰椎のズレが限界を超えて、椎間板というクッションの役割をする軟骨にまで障害が出てしまったのでしょう。 筋力を鍛える前に、骨盤と腰椎の歪みを治しておかないと、バランスよく筋力をつけることが出来ず、必ずどこかに負担を受ける箇所が出てきてしまいます。また、骨格の歪みが大きいと、ホルモンと自律神経の働きも悪くなってしまいますので、代謝が悪く足のむくみなども起きやすいのでしょう。 一度ご来院されればきちんと診断できますし、治療の説明も詳しく出来るとおもいます。ご検討ください。 以上を返答とさせていただきます。
中島カイロプラクティックセンター 院長 Dr.中島旻保