|

肘におけるスポーツ障害で最も多いのは、ゴルフ肘や野球肘など手首の使い過ぎで痛みを引き起こす上腕骨内側上顆炎と、テニス肘などの上腕骨外側上顆炎です。
上腕骨内側上顆炎とは、手首を手のひら側に曲げる時や、前腕を内側へひねる時に働く筋肉の付着部、内側上顆の使い過ぎで負担がかかり炎症を起こします。
反対に上腕骨外側上顆炎は手首を後ろに反らせる時や、前腕を外側へひねる時に働く筋肉の付着部、外側上顆の使いすぎで炎症が起こります。
特に小・中学生など骨が未成熟な年代でムリな運動をすると筋肉と骨をつなぐ腱が軟骨を過度にひっぱり、一緒に剥がれてしまう剥離骨折になります。
さらに肘の内側には尺骨神経が通るトンネルがあり肘が下がったままボールを投げるなど、ムリな姿勢で運動を続けると肘に負担がかかりこの神経を圧迫します。結果、肘部管症候群といい握力の低下や薬指・小指の麻痺につながります。
肘のスポーツ障害は放置すると、関節が変形し可動域の低下や痛みを誘発するだけではなく、手のひらの麻痺など重大な後遺症を残すこともあります。
肘は上腕骨、橈骨、尺骨の3本の骨で形成された複合関節です。そのため曲げ伸ばしだけでなく、前腕の回内・回外運動(ひねる動き)などに対応できるのです。複雑な構造なだけにこの関節で骨格のズレがおこると可動域の減少など機能低下が起こります。
カイロプラクティックでは、この骨格のズレを正しい位置に戻すことによって機能の回復を図ります。またスポーツ障害の応急処置として最良なものがRICE処置と呼ばれるものです。
安静(Rest)、氷冷(Ice)、圧迫(Compression)、高挙(Elevation)の4つの処置を施すことで、痛みや炎症を極力抑えることができます。
|