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アメリカのクリスマス(2)
アメリカのクリスマスは日本と違いバカ騒ぎしなく、それぞれの家庭でクリスマスディナーを食べながら歓談し、親子の絆というか身内の結束力を強くするようだ。クリスマスの準備も家族全員で行い、ディナーは母親中心に進行し、食事が始まる前は先ず神に祈りをささげ、家長である父親が七面鳥にナイフを入れてクリスマスディナーが始まる。Davidの家は5人家族で近くにおばあちゃんが住んでおり、私を入れて7人で食卓を囲んだ。アメリカに来て初めて、映画の1シーンを観るような真っ赤なテーブルクロスにクリスマス風のデザインをほどこしたお皿やシャンペングラス、ポインセチアの花に赤のロウソクが立てられ、まさにクリスマスバージョン一色である。食事後は暖炉の部屋に移り、ドリンク片手に家族を囲んでクリスマスプレゼントの交換が行なわれた。そこで私が感動したのは暖炉の前に4つの大きな靴下が下げられていたことだ。「あれ?1つ多いなぁ」と思い、お母さんに尋ねたら「あなたはもううちの家族に一員ですよ」という嬉しい返事をもらえた。そしてそれぞれのクリスマスプレゼントを開封していたら、お父さんが大きな袋を持ち出して、子供たち1人ひとりにサンタクロスのプレゼントを渡してくれた。私もDavidたちと同じように両手で持てないくらい頂いた。ただ弟のDanのプレゼントが我々3人よりちょっと少ないと感じた。そこでお母さんに「何故Danのプレゼントが少ないの・・・!?」と聞くと、お母さんは「Danにはほかにプレゼントがあるのよ」という返事だった。それからしばらくしてお父さんが外からワインを片手に戻ってきて、Danに言った。「あなたのプレゼントが表にあるから」伝えてリボンを付けた小箱を渡した。
そしてDanは小箱を開けて、真っ先にガレージに向けて走っていった。我々3人も後に続いた。すると彼の最大のプレゼントが、真っ赤なスポーツタイプの車「コルベット」であることが分かった。私はビックリしてDaveに「凄いなぁ!」というと、彼は「アメリカでは高校生になると両親が車をプレゼントすることが多いんだよ」という返事に再度驚いた。やはり日本とスケールが違うなぁと思った。
翌朝、一家とおばあちゃんの家に遊びに行った。おばあちゃんのHouseはDavidの家から車で15分位の場所にあった。通りから整備された森林を抜けて3分位車で走ると玄関に着いた。これまた豪邸である。車が5台も入りそうなガレージ、20畳くらいありそうな居間に何メートルもあるクリスマスツリーがでんと置かれ、その場所から家の裏を眺めると大きな湖が見えた。この家は部屋がなんと13あり、メイドさんが1人いるという。Davidの家は代々医者の家系で祖々父、祖父は外科医であったらしい。なるほどなぁと私には理解できた。
ともあれアイオワのダベンポートでは“良きアメリカ”を見られなかったので、私にはいい経験をさせてもらったとDavidに感謝した。
さあこれから先、大晦日・正月とどこに行くのか期待をしながらクリスマスドリームをみるべく眠りに入った。
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