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アメリカン・ガールフレンド(2)
アメリカに来て2年近く経ち、やっとこの土地慣れた頃に出会った女性Carol・Berdwenは私と同じ大学生で、Davenportから車で10分くらいのところにあるST.
Ambrose Collageの学生であった。彼女は美人ではないが気さくで明るく、誰とでもフランクで付き合える性格で、私にとって気の合ったガールフレンドである。彼女は私が困ったときやショッピングに行きたいときなど頼むと必ずと言っていいくらい来てくれ、週末になると勉強の合間にいつも2人で出掛けていた。この年のThanks
giving DayとChristmasに彼女に誘われ、ファミリーパーティーに出席した。今までアメリカに来てまともなパーティに出ていない私にとっては願ってもない招待である。ともかくドレスアップをしてパーティ会場であるCarolのおじさんの家に行った。おじさんの家はQuad
cityの1つであるBettendorfにあり、いわゆる映画に出てくるような典型的なアメリカの金持ちの邸宅で、広さは1万坪近くありその中には牧場もありhorse
ridingも楽しむことができる。Thanks giving DayもChristmasもおじさんの家で催された。白いテーブルクロスにキャンドルが並べられ、天井にはシャンデリアが輝いていた。パーティは立食ではなくちゃんと着席形式であった。出席者も市の有力者や富豪ばかりで男はタキシード、女はイブニングドレスで着飾り、まさにハリウッド映画を思わせるような雰囲気であった。私は残念ながらタキシードは持っていないので私の一張羅のスーツを着用した。テーブルマナーも日本でそれなりに勉強したつもりだったが、緊張していたせいかナイフでステーキやサラダを食べるときにうっかり落としたりして彼女をあわてさせた。しかし、今まで味わったことのない雰囲気に酔ってしまいいつの間にかシャンペンを飲みすぎてしまった。この2つのパーティで素晴らしい人たちを知り、単なる学生で来た私を何かひとまわり大きくさせてくれたような気がした。それが後の留学生活をより充実させてくれた。以後、彼女と毎月1回最高にドレスアップしてミシシッピの川沿いにあるQuad
cityの中でも一番高級で有名なレストランに食事に行くことにした。これは私が日本にいたとき、伯母がどんな貧乏生活であっても月1回ドレスアップをして最高のレストランで食事をすれば、勉強で疲れたり自分がみじめになった気持ちを一掃してくれるし、将来あなたが卒業して開業したときなどに大いに役立つと教えられていたからだ。それを彼女に伝えて毎月1回行くことにしたのだ。私にとってはアメリカでいろんなことを経験し勉強するのに、彼女は最高のパートナーであった。人は誰と出会うかによって人生が変わるということを、このとき初めて知った思いがする。
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