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いよいよパーマー大学に入るための選抜試験がおこなわれた。
この試験は直接ドクターコースに入るか、あるいは2年間のプレクォーター(入学前の学期)で英語、生物、化学などの単位を修得するかを選抜するものである。
試験科目は化学、数学、心理学の3教科であった。化学、数学は日本の大学でかなり学んでいたので、たとえ英語での試験であっても自信はあったが、いかんせん100問にわたる心理学の試験には頭を痛めた。ほとんど私の能力では追いつかないので、いわゆる“ヤマカン”で行くことにした。
それが功を奏したか分からないが、間違えて3教科で合格点を取り、無事ドクターコースに入ることが出来た。1974年3月の出来事であった。
入学してまずはオリエンテーションがあり、それからレジストレーション(学生登録)をすませた。アメリカはすべて細かな事は自分でやらなくてはならない。経験の無い私には大変であった。
一週間は先輩の日本人留学生、後藤さん宅にお世話になり、その期間中に自分でアパートを探さねばならず、アメリカへ留学するという事は大変なことだとかすかに思ったが、後々まだまだ試練は待ち受けていたのである。
二週後、いよいよ大学が始まり、最初の授業がシアター(多目的ホール)でのカイロプラクティック哲学の授業であった。後に4代目学長になられたDr.ゲレン・プライスの、非常に分かりやすい英語で学生に諭すように教える授業は素晴らしかった。ただし、英語力の弱い私には半分ぐらいしか分からなかった。一体この先どうなることかと不安を感じたことをいまだに覚えている。
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