中島カイロプラクティックセンター

自然医療

Dr.中島 回想録

■ Dr.中島 回想録 アメリカ編33

No.33


私にもファンがつく

前回はテコンドーの親子の話をしたが、今回はそのテコンドーが取り持つ縁で私にもファンがついた話をすることにする。ある週末、マスターであるMr. Chung Eun Kim(キム先生)より直接電話がかかってきた。今度の週末、Quad cityでイベントが行われることになった。そこで、道場から私を含む数人が出てT'aekwon‐do(テコンドー)の模範演技をしてくれということだった。私はテコンドーの茶色帯の2級だったのに、なぜ声がかかったのかと不思議に思った。すると、キム先生は「何でもいいから黒帯を持って来てくれ」ということだったので、当日道着と柔道の黒帯を持って参加した。簡単な打ち合わせがあり、私には相手に蹴られたらオーバーに受身をすることと、相手に蹴られた時、ディフェンス的に相手を投げるという2つの課題が与えられた。そこで、無我夢中で有段者のなすがままにオーバーに受身を取った。それが、聴衆に大うけであちこちから「Wonderful!」と連発であった。そこで、キム先生が5人の演者を代表して簡単なスピーチをしろと命じた。しかし、こういうことに慣れていない私にとっては驚きの連続であったが、先生の命であったため、ありったけのボキャブラリーを使ってスピーチをした。それが子ども・女性に大うけで、後日街を歩くと私の顔を見て「カンフー・カンフー」と声をかけられサインをねだられた。しかし、私はテコンドーの達人ではないのでそれだけは勘弁してもらった。何しろ小さな町なので、ちょっとした事が大きく広がり、何かスターになった気分を味あわせてもらった。なぜキム先生がこういうことをさせたのか、そのときは分からなかったが、後日やっと分かった。それはテコンドーの受身は割りと小さく、柔道のように円を描くような受身でないため、エキシビジョンなどでは絶対的カッコよく見られないようだ。キム先生は私のいわゆるオーバーなアクションの柔道の受身を買って起用されたようだった。その違った意味での起用ではあったが、私にとっては多くのファンがついたので大学病院での患者獲得には大いに役立った。まさに、ひょうたんからゴマである。


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