中島カイロプラクティックセンター

自然医療

Dr.中島 回想録

■ Dr.中島 回想録 アメリカ編34

No.34


恐怖の経験

大学病院に入って少しずつ余裕が出てきて自分のペースをつかむことができた矢先、とんでもない事件が起こった。ある日の夜、自宅で勉強をしていたら、親友Daveの奥さんから電話がかかってきた。いきなり「Boone, Help Dave!」と大きな声で叫んだ。「Calmly Collun、What happened?」すると彼女が事情を教えてくれた。自分の妹の彼氏がBarで刺され緊急入院した。そこでDaveが彼氏の拳銃を持ち出し暴れているということだった。それですぐに来てくれと頼まれたので、私はガールフレンドCarolをつれてダベンポートの郊外にある彼の家に向かった。彼の家のドアをノックしたら返事がなく、さらにドアを強くたたくと「Who is it?」と言ったので名前を告げるとドアが開いた。すると親友Daveが何か映画のシーンを思わせるように拳銃を構えていた。ビックリした私とガールフレンドはとっさに彼の拳銃を取り上げた。私はこれまで拳銃など見たことも触ったこともなく使い方が分からなかったので、彼女が弾を抜いた。そこで彼の家に入って詳しく事情を聞いた。Daveはかなり興奮していたが、それなりに言うことが理解できた。それによると、DaveとCollunのボーイフレンドと近くのバーに飲みに行ったところ、ライダーの一人と喧嘩になり興奮した相手が彼のお腹をナイフで刺した。その現場にいたDaveは怖くなって家に逃げ帰った。そこで仕返しを恐れてボーイフレンドが置いていった拳銃(軍用銃)を持ち出しバーに戻ろうとしたのをCollunが止めたというのが真相らしい。私もまともに拳銃を見るのは初めてだったので、弾が空になったと思っていた拳銃をDaveがベランダから空に向かっていじくっていたら、いきなり驚くなかれ一発弾が残っており鋭い銃声音が空に響き渡った。それを聞いた私は何か興奮してきたのでガールフレンドが慌てて私の袖をつかんで引っ張り彼女の車に乗せられた。その時は一体何が起こったのか私には理解しがたかったが、ともかく後になって怖くなり、やっぱりアメリカは銃社会なのだなあとつくづく思った。これが留学中もっとも怖い経験であった。


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