中島カイロプラクティックセンター

自然医療

Dr.中島 回想録

■ Dr.中島 回想録 アメリカ編36

No.36


大学病院での悲喜こもごも

大学病院に入って最後の学期を向かえた。すでに私はRequirement(新患25人治療回数250回以上が必修条件)も無事終え、あとは臨床を積むべきセミナーを受講したり、頼まれた患者さんの治療をしたりして過ごした。私は4学期で外来患者を終了するところを、運が良く2学期で通過した。まだRequirementを終わってない友人や下級生に患者さんを回していたが、うぬぼれではないが私のオリエンタル的特有の治療が良いらしくたくさんの患者さんがDr. Boone Nakashimaに診て欲しいと大学病院に訪ねてきた。有難いことである。大学病院に最初に入った時は右も左も分からなく1学期を房に振ったことが嘘のようである。何しろアメリカという国は70カ国以上の人種がいるので、他の国では経験できないことが多くあった。言葉、体、考え方、思想など違うことを体験できたことだけでも有意義である。大学病院に入ってからは私自身骨折したり、変な日本人が尋ねてきたり、レントゲン診断で先生とやりあったり、クリニックの副部長にいじめられた友人をかばって喧嘩したりと、悲喜こもごもであった。その中でも一番驚いたのが、治療室で治療をしていた時、隣の部屋ですごい音がしてふと見ると、なんと巨体の女性が宙を舞った。まさに人間ロケットを想像させる。そのいきさつについて言うと、カイロプラクティックの場合、ハイローテーブルといって自動で起き上がる治療台を用いるのが通常であるが、それには強力なバネがついており、起き上がるときにそれが作用するが、間違ってバネが外れ患者さんを乗せたまま空中に飛び上がってしまったのだ。その瞬間を目にしたのだから驚くはずである。一体、隣で何が起こったかと困惑した。何しろアメリカ人は何事が起こるにしてもアクションがオーバーで、すごい奇声を発するので病院中に響き渡り、みんなが飛んできた。幸いなことに、この巨体の患者さんはほとんど怪我をすることもなく無事であったのには安堵した。しかし、驚いた。確かにこの治療台は油圧やバネを使うので今回のようなハプニングが時として起こっても不思議でない。本当にインターン中はいろんな出来事があったと、今から当時を思うと懐かしい思い出である。


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