|
初めての国際セミナー
Junior IIに入り、Physical Diagnosis(臨床診断額)、Roentgenology(臨床X線学)、Emergency
procedures(救急救命法)そしてClinic(診療実習)を受けることになった。もう3年間も過ぎてくると全てにおいて慣れてきたせいか、勉強に授業に執着しなくてもなんとかこなせるようになった。このコースに入るとそろそろNational
Boards(全米統一医師試験)やStates Boards(州開業試験)の準備に入る。我々、留学生にとってはいよいよアメリカに残り医療活動をするのか、卒業後日本に帰国するか決断しなくてはいけない時期だ。私は当初、ドイツで頭蓋病のリサーチをやりたく受験する準備をしていたが、残念ながらドイツ語が出来ないと留学は意味がないようだ。そこでアメリカに残り、インターンをしようかなあと思案していた。そのとき、親友のDavid
Chilcottがテキサスで国際セミナーがあるので参加しないかと持ちかけてきた。学生でも参加できるの?と聞いたところ、大丈夫だよということなので参加した。受験希望者20人くらいをチャーターしたバスで10時間以上かけて一路Texasに向かった。Texasのメインストリートにあるヒルトンホテルは世界のDoctor
of chiropracticが集まるのでホテル全体が貸しきられた。やはりアメリカはやることのスケールがでかいなあと改めて感心した。このセミナーは全米の主要都市で行われる業界随一のセミナーでパーカーセミナー(代表Dr.James
W Parker)と呼ばれる。世界のドクターが一同に会するもので全体セミナー、分科会と分かれて4日間行われる。 ここには著名なドクターや各テクニックの創始者などが集まるので我々学生が唯一、質問などトークが出来る憧れのAssemblyである。我々学生は立派なヒルトンホテルの一室を6人くらいで占め、ごろ寝に近い状態で寝起きをした。ベッドも二つしかないので毎晩じゃんけんをしてベッドの所有権を獲得した。3泊のうち私は運よく一度だけ寝ることが出来た。貧乏学生にとっては唯一おしゃれが出来るし、友達との友情を深めるには最高の場所であった。毎年行われるパーマー大学のHOME
COMINGではこのときのことが噂に上る。それだけ有意義な国際セミナーであった。
|