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パーマー大学に入学して1ヶ月、少しずつ生活に慣れてきたが、いかんせん英語力の無さから、なかなか授業についていけず、苦労した。特にDr.Virgil
V Strangの解剖学はオーバーヘッド(OHP)を使うため、授業のスピードが速く、なかなか私にはノート取りが難しかった。
ある日この解剖学の時間、あまりにもノートが取れていないのを見かねたのか、隣の、Ralph Heno(ルイジアナ州出身)という同級生が、バインダーからノートをはずして私に見せてくれた。そのおかげで何とか授業についていけるようになった。
それからしばらくして、Ralphとは反対側の席の同級生、David Chilcott(ニューヨーク州出身)が不思議そうな顔で私に聞いてきた。「なぜまともにノートが取れないのだ?」私は、「あまりにも速く授業が進むのと、スペルが分かりにくいのでノートが取れないのだ。」と説明した。
すると彼が、明日の朝9:00〜9:30のコーヒーブレイクの時間に、英語の教科書を持って図書館に来るようにとすすめた。私がなんとか授業とAmerican Englishについていけるようにレッスンしてあげるという事であった。
翌朝から彼と私のマンツーマンの英語レッスンが始められた。それが後の私の英語力の向上につながったのは言うまでもない。
彼らは非常にやさしく、フレンドリーで、アメリカ人はドライで自分勝手な人種と思い込んでいた私は、それが大きな間違いだと気づかされた。
こうして、一学期が過ぎていった。
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