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日本の文化芸能を紹介
留学中最後の夏を迎え、大学でHomecoming
'77が8月の11日から14日に開催された。このHomecomingはPalmer大学を卒業したドクター達が古巣に戻ってくる催しで、日本で言えば学園祭を意味する。特にアメリカの場合は日本と違い学校に対する愛着心が強く、学校に誇りを持っている。私も最終学年に入りそろそろ大学に対し、何か貢献しなければと考えていた。そこで思いついたのが以前日本舞踊を少し習っていたことを思い出し披露することにした。
本当は舞踊を習ったと言っても2曲しか踊れず、そのうちの一つが幸いにも外人受けする「黒田節」だったので、これは絶対外人にはウケるのではないかと思い、早速懇意にしている事務長のMr.Marvin
Conwayに相談に行った。そしたら「それは素晴らしいPalmer Memorial Hallで開催されるPresident
Club Partyで是非披露してほしい」と言ってくれた。しかしこのPartyにはDr.Russell Erhardt、Dr.J.Clay
Thompson、Dr.M.B.Dejarnetteなど著名ドクターやInternational Alumini Association
(卒業生及び同窓会で構成する国際組織)から選ばれた超一流のドクターが出席する権威ある催しなので、「私のつたない踊りでいいんですか」と尋ねたら「もちろん、大丈夫だよ」と太鼓判を押してくれた。
そこで日本から踊りに必要な着物や大杯、槍などを送ってもらい、早速猛特訓に入った。何年間か踊っていなかったので、思い出しながら一つ一つ振り付けを自分でしていった。その結果Homecomingの3日前にはなんとか人前でも踊れるところまでいった。後は本番に臨むだけである。
いよいよHomecomingの3日目、Palmer
Mansionの広場で踊ることになった。大勢のドクターやその奥様達が集まり、ちょっとビビリながらも精一杯、日本の伝統芸能を披露した。踊り終えた後「Wonderful!!
Wonderful!!」とみんなから喝采を浴びた。このときだけは踊ってよかったとつくづく思った。このEntertaimentsのあといろんなドクターから声がかけられた。遠い国にいると恥も外聞もなく、一生懸命できるので積極的に行動する力がこの時をきっかけについたのではないか。後々いろんな面で自分のプラスになった出来事であった。
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