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留学の友の死(2)
私が留学したときに、一年早くシカゴのNATIONAL
COLLEGE OF CHIROPRACTIC(ナショナルカイロプラクティック大学)に入学されていた先輩がおられた。北海道出身の吉橋昌厚である。温厚で勤勉な方で、学校は違えども私にとって非常に頼もしい先輩であった。
留学中は一度しかお会いする機会はなかったが、日本に帰国してからは何かと親交があり、7年前にどうしても北海道のカイロプラクティック協会で講演してくれないかと頼まれ、忙しい最中ではあったが駆けつけたことがあった。そのときも札幌を案内してくれて、美味しいものを食べさせていただいた。講演の前日の夜であったが、これからの医療、特にカイロプラクティック業界の未来について議論したことを覚えている。
講演のあともよく電話がかかってきたり、彼の催す会の会員をインターンに送ってくれたり、お互い患者の紹介をしたりと親交が続いた。その彼が今年2月、病気で亡くなった。それも8ヶ月位たって彼の協会の理事より電話があって知った。私も年齢が近いだけにその訃報をきいて愕然とした。なぜすぐに連絡をくれなかったかと悔やむばかりである。幹部理事によるとみんな診療で忙しいだけに遠方から来るのは大変だというので身内が知らせなかったのではないかという。これもやはり心遣いのある一面の現れである。
10年ほど前に、電話で話したとき「21世紀の我が国の医療はどんな方向に進むのだろうか、やはり西洋医学のみが医療として君臨してるのか、はたまた我々のような代替相補医療が台頭し西洋医学と統合した医療として変貌していくのか、どちらだろうね」と私に話してくれたのを昨日のことのように覚えている。それが今、現実になろうとしている。今から考えると彼の先見の明は、驚くばかりである。これからも彼と一緒に業界で活動したいと思っていただけに残念でならない。冥福を祈る。
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